2017年11月01日

聞いたこともあり

旅先の木星で、無性にモスバーガーが食べたくなりました。

そこで木星ホテルのコックさんに掛け合ってみました。



ところがコックさんは生粋の木星人。

ハンバーガーはもちろん、パン shipping from hong kongとかハンバーグという食べ物自体、見たことも聞いたこともありません。

そこで出来上がりの完成画像を見せました。



「ふむふむ、どうやらケイ素化合物に液体金属水素を混入し、メタンをまぶせばいいようですな」

コックさんの話を聞いてるだけで、頭痛がしそうです。

僕のお腹を化学実験室にされてはたまりません。


そこで地球から持参したなけなしの水とともに、小麦粉にイースト菌を提供しました。

ミンチ肉や卵も惜しげなく差し出しました。

ところが肝心の材料は揃ったのに、状況は膠着したまま。

パンというものは、どうやったらふっくら焼き上がるのでしょうか?

ハンバーグというものは、どうやったらハンバーグらしい味になるのでしょか?

火加減、焼き時間、そんなことさえ僕には説明のしようがありません。


木星のコックさんもプロの意地、理解できないなりに料理に取り掛かります。

最初の試作品は、china international shipping てんで話になりませんでした。

二度目で、どうにか見た目は地球らしいものに。

そして三度目の正直、食べ物っぽく仕上がりました。


ところが、その味はモスバーガーどころか、ハンバーガーと呼べる代物には遠く及びません。

でもそれで妥協するよりほか、どうしようもないではありませんか。


相手の労をねぎらってお礼を申し述べ、お会計に入ります。

「おくらですか?」

「はい、300万円でございます。」

あぁ、ハンバーガーもどきに、こんな大金はたく羽目になるなんて。。。


それで固く決心したのです。

どんなに不器用でも、手間隙かかろうと、自分 cargo from chinaでやるに越したことはない、と。


本日はおとぎ話タッチでお送りしましたドラネコブログ。

公言したら角が立ってしまう事を書く際、おとぎ話ほど最適なフォームはありません。

あなたも腹に据えかねている出来事があったら、創作物に転嫁していってはいかがでしょう?

「ガリバー旅行記」を執筆したスウィフトみたいに、後世に残る名作が誕生するかもしれませんよ。

今まで1度しかモスバーガーを食べたことのない僕ですら、こんな小噺が書けたのですから(笑)


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Posted by longsuo at 17:53│Comments(0)sunny
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